クイーンコーラル8は、マリックスラインが運航していたフェリー。

概要

クイーンコーラル7の代船として神田造船所川尻工場で建造され、1999年に就航した。船舶整備公団(現在は鉄道建設・運輸施設整備支援機構)の共有建造制度を利用して建造された鉄道・運輸機構との共有船であった。

2022年に海外売船され、ギリシャ の Levante Ferries[英語] の CONTESSA DI LEVANTEとして就航予定である。

航路

  • 鹿児島港(新港) - 奄美大島(名瀬港新港地区) - 徳之島(亀徳港) - 沖永良部島(和泊港) - 与論島(与論港) - 本部港 - 那覇港(那覇ふ頭)
  • 本船とクイーンコーラルプラスで2日に1便を運航していた。2021年11月19日、退役。

設計

船体は5層構造で、最上層の航海船橋甲板が操舵室、Aデッキが乗組員区画、Bデッキが旅客区画、Cデッキの前方が乗組員区画および旅客区画、後方が車両搭載区画、Dデッキが車両搭載区画となっている。Dデッキの両舷船尾にランプウェイを装備しており、トラック、乗用車などをロールオン・ロールオフ方式で車両甲板に搭載するほか、船首甲板がコンテナスペースとなっており、コンテナをデリックによるリフトオン・リフトオフ方式で搭載する。

船内

車両搭載区画に隣接したCデッキに2等船室の福祉優先席を設けるなど、バリアフリーに配慮した設計となっているほか、レストラン内には女性専用サロンを設置している。

船室

設備

パブリックスペース

  • 案内所
  • エントランスホール
  • 展望室
  • 授乳室
  • 喫煙室

供食・物販設備

  • レストラン
  • 売店

入浴設備

  • シャワールーム

娯楽設備

  • ゲームコーナー

脚注

外部リンク

  • マリックスライン - 船舶紹介 クイーンコーラル8
  • MarineTraffic.com - QUEEN CORAL 8 - 自動船舶識別装置(AIS)による現在位置表示

クイーンコーラル8 マリックスライン フェリー 那覇港出港 YouTube

マリックスライン「クイーンコーラル8」[Advectionfog]

単行列車の枕木に揺られて 鹿児島→本部:マリックスライン「クイーンコーラル8」乗船記(前編)

マリックスライン「クイーンコーラル8」[Advectionfog]

クイーンコーラル8見学レポート[クルーズシステム]