WASP-80は、わし座の方角に約163光年の距離にある恒星である。周囲には、1つの太陽系外惑星が発見されている。

特徴

WASP-80は、見かけの等級が11.9の橙色主系列星である。質量と半径はいずれも、太陽の6割弱とみられる。表面温度は約4,143Kで、太陽よりもかなり低い。

WASP-80で観測された、カルシウムのH・K線の輝線強度は非常に強く、恒星がとても活発に活動していることを示す。そうなると、恒星黒点の存在が予想されるが、WASP-80では自転に伴う光度曲線の変化は0.001等級以下であり、黒点が存在するとしても、小さな黒点が多数、恒星表面を満遍なく覆っているものと考えられる。

惑星系

2012年、スーパーWASPの系外惑星捜索グループは、2010年にWASP-Southで行ったトランジット法による観測から、周期3.07日の惑星候補を検出し、ラ・シヤ天文台における追観測から、WASP-80bを発見した。WASP-80bは、質量が木星の半分程度、表面の平衡温度が約825Kの巨大ガス惑星で、WASP-80から0.0344auの距離を3.07日周期で公転している。

名称

2019年、世界中の全ての国または地域に1つの系外惑星系を命名する機会を提供する「IAU100 Name ExoWorldsプロジェクト」において、WASP-80とWASP-80bはヨルダン・ハシミテ王国に割り当てられる系外惑星系となった。このプロジェクトは、「国際天文学連合100周年事業」の一環として計画されたイベントの1つで、ヨルダン国内での選考、国際天文学連合 (IAU) への提案を経て、太陽系外惑星とその母星に固有名が承認されるものであった。2019年12月17日、IAUから最終結果が公表され、WASP-80はPetra、WASP-80bはWadirumと命名された。Petraは、世界遺産にも登録されているヨルダン南部の古代都市ペトラ。Wadirumは、ヨルダン南部に位置するヨルダン最大の谷Wadi Rum(ワディ・ラム、月の谷)のことで、ワディ・ラム保護区も世界遺産に登録されている。

脚注

注釈

出典

関連項目

  • わし座の恒星の一覧

外部リンク

  • WASP-80 - NASA Exoplanet Archive
  • Planet WASP-80 b - Extrasolar Planets Encyclopaedia
  • WASP-80 b - Exoplanets Data Explorer
  • WASP-80 - EXOKyoto
  • WASP-80 - TEPCat
  • Jordan | IAU100 NameExoWorlds


190 W.A.S.P.Ideen musik, w.a.s.p. band, 80er jahre musik

Midmonth Metal Masterpiece 58 W.A.S.P. W.A.S.P. (1984) • What is

original W.A.S.P. wasp vintage 80s tour SHIRT by rainbowgasoline

Klassic Kerrang Interviews W.A.S.P 1984

Observatorio suburbano Tránsito Wasp 80b