概要
「韭」字はユリ科ネギ属の多年草であるニラを意味する。大地の「一」の上にニラが生えた様子に象る。
なお、日本では「韭」よりも、異体字である「韮」の方が一般的に使われている。
偏旁の意符としてはニラやニラに似た野菜に関することを示す。
韭部はこのような意符を構成要素に持つ漢字を収める。
ただし、「齏」字は声符の齊部の方に収められ、その異体字の「韲」が韭部に収められている。
部首の通称
- 日本:にら
- 韓国:부추구부(buchu gu bu、にらの韭部)
- 英米:Radical leek
部首字
韭
- 中古音
- 広韻 - 挙有切、有韻、上声
- 詩韻 - 有韻、上声
- 三十六字母 - 見母
- 現代音
- 普通話 - ピンイン:jiǔ 注音:ㄐㄧㄡˇ ウェード式:chiu3
- 広東語 - Jyutping:gau2 イェール式:gau2
- 日本語 - 音:キュウ(キウ)(漢音) 訓:にら
- 朝鮮語 - 音:구(gu) 訓:부추(buchu、ニラ)
例字
- 韭
- 3:韮、10:韲




