三宝寺(さんぽうじ)は、熊本県宇城市小川町南部田に所在する黄檗宗の寺院である。山号は梵福山。
概要
鉄眼一切経(黄檗版大蔵経(鉄眼版))で知られる江戸時代の禅僧・鉄眼道光が、1674年(延宝2年)、守山八幡宮の社僧であった父・佐伯浄信の病に伴い帰省し、父の歿後、生家である居宅を本堂とし三宝寺と名付け創建した。
文化財
- 一切経(大蔵経)版木
- 鉄眼一切経(黄檗版大蔵経(鉄眼版))の版木の殆ど(約6万枚)は、萬福寺塔頭宝蔵院(京都府宇治市)に保存されているが、三宝寺にも1枚保存されている。
境内
- 鉄眼禅師木像、ほか
寺院近郊
- 守山八幡宮
- 摂取寺
交通アクセス
- JR九州鹿児島本線小川駅よりタクシーで7分(3.1km)。
- 松橋産交から九州産交バス宮原経由八代産交ゆきに乗車し「イオンモール宇城」下車、徒歩18分(1.4㎞)
- 九州自動車道宇城氷川スマートインターチェンジより3.6㎞。
脚注
参考文献
- 熊本日日新聞社編纂『熊本県大百科事典』熊本日日新聞社、1982年、573頁
- 鈴木喬編『熊本の人物』熊本日日新聞社、1982年、92-93頁
- 日本歴史地名大系44『熊本県の地名』平凡社、1985年、645頁中段
- 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典43 熊本県』角川書店、1987年、531頁
- 熊本教育振興会『肥後の人物ものがたり』熊本教育振興会事務局、1988年
- 源了円『鉄眼 - 仮字法語・化縁之疏』講談社、1994年
関連項目
- 萬福寺
- 瑞龍寺
外部リンク
- 三宝寺の一切経版木・門額外(宇城市)




