越前竹原駅(えちぜんたけはらえき)は、福井県吉田郡永平寺町竹原にある、えちぜん鉄道勝山永平寺線の駅である。駅番号はE18。
歴史
- 1914年(大正3年)2月11日:京都電燈越前電気鉄道の市荒川駅(いちあらかわえき)として開業。
- 1942年(昭和17年)3月2日:京福電気鉄道(京福)設立に伴い、同社の越前線(後の越前本線)の駅となる。
- 1955年(昭和30年)9月1日:市荒川駅を移設の上、駅名を越前竹原駅に改称。
- 1967年(昭和42年)4月7日:貨物取扱を廃止。
- 1983年(昭和58年)2月1日:駅業務を廃止し、無人化される(無人駅)。
- 2001年(平成13年)6月24日:事故(京福電気鉄道越前本線列車衝突事故)による全線運行休止により休業。
- 2003年(平成15年)
- 2月1日:京福がえちぜん鉄道に駅施設を譲渡。
- 10月19日:永平寺口駅 - 勝山駅の運行再開に伴い、駅業務を再開。
駅構造
1面2線の島式ホームを有し、勝山方面の列車がホーム南側の線路を通行する右側通行の形態となっている。また、日中のほとんどの列車が当駅で列車交換を行っている。ホームと駅舎とは構内踏切で連絡し、駅舎は本線の北側にある。福井方面となる北側の線路には側線が設けられている。
利用状況
1日の平均乗降人員は以下の通りである。
駅周辺
駅入り口は永平寺町役場上志比支所から続く道路に面し、その道路沿いは集落となっているものの、入り口のない駅裏には水田が広がる。
- 越前竹原駅バス停留所
- 永平寺町コミュニティバス「上志比ルート」上志比中学校ゆき、山王駅前ゆき
- 越前竹原駅前(停留所なし)
- 勝山市乗合タクシー「北郷予約便」(フルデマンド便)
- 福井県道255号牧福島上荒川線(勝山街道)
- 上志比文化会館サンサンホール・永平寺町立図書館上志比館 - 山王駅からも同程度の距離
- 弁財天白龍王大権現
- 荒川興行寺 - 本願寺5世綽如の三男である周覚によって開かれ、越前一向一揆・九頭竜川の戦いの拠点となった浄土真宗本願寺派の寺院
- 吉峰寺 - 曹洞宗の開祖道元が越前国で最初に入った寺院
隣の駅
- えちぜん鉄道
- ■勝山永平寺線
- □快速(上りのみ)
- 山王駅 (E17) - 越前竹原駅 (E18) - 発坂駅 (E21)
- ■普通
- 山王駅 (E17) - 越前竹原駅 (E18) - 小舟渡駅 (E19)
- □快速(上りのみ)
脚注
参考文献
- 寺田裕一『日本のローカル私鉄2000』ネコ・パブリッシング、2000年8月1日。ISBN 4-87366-207-9。
- 『京福電気鉄道 越前線写真帖 88年回顧録』京福電気鉄道、2003年1月31日。
- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 越前竹原駅 - えちぜん鉄道




