武泰（ぶたい、무태）は、後高句麗の弓裔が用いた元号。904年。
901年（辛酉年）に後高句麗王を自称していた弓裔は、904年（甲子年）になって国号を摩震と改めるとともに、武泰の元号を用いた。これについては辛酉革命説・甲子革令説に従ったものだと考えられている（井上訳注1980 p.410.）。
西暦・干支との対照表
出典
- 『三国史記』巻三十一・年表下・乙丑 （唐）天祐二年
- （弓裔称王四年） 国号摩震。年号武泰。
- 『三国史記』巻三十一・年表下・乙丑 （唐）天祐二年
- （弓裔称王五年） 弓裔移都鉄円改武泰為聖冊元年。
関連項目
- 元号一覧 (朝鮮)
- その他の王朝・政権の武泰
- 甲子 - 甲子革令説
参考文献
- 『三国史記』朝鮮史学会編集、近澤書店、初版1928、第三版1941（影印 保景文化社、서울、1981）
- 『三国史記』第3巻 金富軾撰 井上秀雄訳注、平凡社〈東洋文庫454〉、1986 ISBN 4-582-80454-3
