ジュズウ もしくは ジュズ(英: juz, アラビア語: جزء, plural اجزاء ajza, literally means "part")は、クルアーン(イスラームの聖典)全体を、30に分けた巻。
ペルシア語ではスィーパーレ(sĪpāre)と呼ばれる。
クルアーン読誦の目安として、初期は7つに分けられていたというが、9世紀ごろ、30に分けるようになったという(これがジュズウ)。
1日1巻ずつ、ラマダーン月に信徒が全編を読誦できるようにした配慮ともいわれている。
1〜13巻、15〜16巻、18〜25巻、26〜27巻においては、スーラの途中で別の巻に分けられている場合が見られる。
巻の通称
一般信徒も暗唱することが多いといわれる最後の3巻
(巻の最初の単語から名づけられているという)。
- 28 - カド・サミア巻(Qad samiAAa)
- 29 - タバーラカ巻(Tabaraka)
- 30 - アンマ巻(AAamma)
ヒズブ
ジュズウをさらに半分(60)に分けたのが「ヒズブ もしくは ヘジブ(Hizb)」である。
さらに「ヒズブ」は1/4ずつ(つまり240)に「ルブウ(Rubu')」という単位で区切られている。
クルアーンには、文様で囲った区切りの印(ルブ・エル・ヒズブ、۞)が入っている。
- ヒズブ - ヒズブの始まり
- ヒズブ/Rub` - ヒズブの1/4
- ヒズブ/Nisf - ヒズブ2/4
- ヒズブ/Thuluth arba` - ヒズブの3/4
脚注




