稲荷神社(いなりじんじゃ)は、東京都文京区の神社。なお、酉の市を挙行する摂末社の「巣鴨大鳥神社(すがもおおとりじんじゃ)」の方が有名で、社殿や鳥居も巣鴨大鳥神社の方が大きく(画像参照)、社務所の看板や御朱印も「巣鴨大鳥神社」名義であるため、「巣鴨大鳥神社の摂末社が稲荷神社」になった観を呈しているが、宗教法人を所轄する東京都における宗教法人名は「宗教法人 稲荷神社」である。

歴史

1688年(貞享5年)に創建された。隣にあった日蓮宗寺院「霊感院」(明治期に廃寺)が別当寺であった。1849年(嘉永2年)、当時の霊感院大僧正は当社を「子育稲荷神社(こそだていなりじんじゃ)」として積極的に売り込んだ。その甲斐あって、多くの参詣者が訪れた。1864年(元治元年)には、酉の市も始められた。

しかし、明治の神仏分離と廃仏毀釈で霊感院は廃寺となり、当社を支えていた寺を失ってしまった。そして1945年(昭和20年)の空襲で壊滅的打撃を受けた。

1949年(昭和24年)、豊島区の法明寺鬼子母神堂の近くに住む武藤氏は、ある夜「東方に稲荷大神坐す、住する社なし、汝速やかに建立せよ。」という霊夢を見た。そして当社を発見し、私財を投じて仮社殿を建てたという。その後、少しずつ復興していった。

平成初期、規模の大きい新社殿に改築する計画があった。しかし平成不況によって立ち消え状態となり、今日に至っている。

交通アクセス

  • 巣鴨駅または千石駅より徒歩5分。

脚注

参考文献

  • 内海一紀 編『文京区神社誌』文京区神社総代会、1988年

関連項目

  • 大鳥神社

文京区の神社一覧 ゴシュインジャー

稲荷神社(石受稲荷神社境内社)の行き方・口コミ情報| 御朱印集めに 神社・お寺検索No.1/神社がいいね・お寺がいいね|15万件以上の神社仏閣情報掲載

千種稲荷神社

紀文稲荷神社 江東区/東京都 Omairi(おまいり)

群馬県渋川市 千石稲荷神社|⛩千石稲荷神社|群馬県渋川市 八百万の神