2018 アフリカ女子ネイションズカップ(英語: 2018 Women's African Cup of Nations)は、2018年11月17日から12月1日にかけてガーナで行われた、第13回目のアフリカ女子ネイションズカップである。

この大会は2019 FIFA女子ワールドカップの予選を兼ねて実施される(アフリカの出場枠:3)。

出場資格について

赤道ギニア代表は当初、前回(2016年)大会で偽造の疑いのあるパスポートを示した選手を出場させたとして、今大会ならびに次回(2020年)大会の出場資格を剥奪されていた。その後、この処分は2017年7月のアフリカサッカー連盟(CAF)緊急委員会で取り消されることとなった(2017年9月に決定)。一方で2017年10月5日に国際サッカー連盟(FIFA)は、2016年オリンピック女子サッカーの予選において同チームが偽造の書類により本来代表選手として出場資格のない10選手を出場させていたとして、同チームを2020年オリンピック女子サッカーに加えて2019 FIFA女子ワールドカップも出場を禁止すると発表した。そのため赤道ギニアは当大会の結果に関わらず女子ワールドカップには出場できない。

予選大会

予選では、ホーム・アンド・アウェーの2試合合計得点が並んだ場合はアウェーゴール数の多いチームが勝ち上がりとなるが、それも並んだ場合はPK戦により勝ち上がるチームを決定する(延長戦は行わない)。

予選の組み合わせは以下の通りである。

1次予選

2018年4月4日から4月10日にかけて開催された。


※シエラレオネは棄権した。

最終予選

2018年6月6日から6月11日にかけて開催された。

※実際の試合は赤道ギニアがケニアに2試合合計3-2で勝利したものの、赤道ギニアの選手の代表資格についてケニアからの申し立てを受け調査したところ、資格がないと判断され赤道ギニアは失格、代わってケニアが本大会に出場するものとされた。同選手は赤道ギニアに幼少期に居住していて祖父の国籍も赤道ギニアであるものの、カメルーン国籍のままであった。その後、赤道ギニアが異議を申し立てたことを受けCAFが再度調査を行い、同選手の出場資格は問題がないとして赤道ギニアの本大会出場を認める判断を下した。なおケニアはこのCAFの判断に対して、スポーツ仲裁裁判所への提訴も検討しているとしている。11月16日にスポーツ仲裁裁判所は、ケニアにより提出された、当大会出場を認めるかの緊急の訴えについて認めない判断を下した。

本大会

本大会では8チームが4チームずつ2組に分かれての1次ラウンド、ならびに準決勝(各組上位2チームが進出)・3位決定戦・決勝を行う。

試合開催日時はいずれも現地時間(UTC 0)による。

グループステージ

グループステージの組み合わせ抽選は2018年10月21日に行われた。抽選におけるシード順は以下の通り。

※最終予選における赤道ギニアの失格処分があったことから、組み合わせ抽選の時点ではケニアが出場するものとされていたが、その後失格処分が取り消されたため、赤道ギニアが代わって出場する。

グループA





グループB





準決勝



3位決定戦



決勝



優勝チーム

2019 FIFA女子ワールドカップ出場チーム

  •  ナイジェリア(優勝)
  •  南アフリカ共和国(準優勝)
  •  カメルーン(3位)

出典

  • 大会規定:“Regulations of the Women Africa Cup of Nations”. アフリカサッカー連盟. 2018年6月12日閲覧。

外部リンク

  • 11th Total Women’s AFCON Ghana 2018(アフリカサッカー連盟公式サイト、英語・フランス語・アラビア語)

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