熊谷 元実(くまがい もとざね)は、江戸時代初期の武士。毛利家家臣で長州藩士。安芸熊谷氏の末裔。
生涯
慶長18年(1613年)、宍戸広匡の次男として生まれる。
寛永3年(1626年)、長州藩主・毛利秀就の命で、杉重政の娘(熊谷元貞の従姉妹)を妻に迎え、熊谷主膳正の死後に空席となっていた熊谷氏の 家督を相続した。
実家の宍戸氏に後継者がなかったため、長男の就附に宍戸氏の家督を継がせたが、延宝4年(1676年)に就附が早世したため、その弟である就延に宍戸氏の家督を継がせた。末子の隆将は熊谷氏の故地である安芸国三入庄に戻り、帰農した。
貞享2年(1685年)4月20日に死去。享年73。次男の就実が家督を相続した。
参考資料
- 『萩藩閥閲録』巻27「熊谷帯刀」
- 『可部町史』
- 熊谷家譜録(熊谷家蔵)




